モンテッソーリ教育って最近よく聞くけど、なんだろう?とか、本や動画で一度見たんだけど、何だったっけ?という方向けの記事です。モンテッソーリ教育について、まず知っておきたいことを分かりやすくさっぱりとまとめました。
モンテッソーリ教育を一言でいうと?
モンテッソーリ教育とは、「子どもが自分で育つ力を信じる」教育。「大人が子どもに教えない」教育。大人の役割は、子どもが自分自身で学べるように手助けをすること、環境を整えること。
モンテッソーリ教育で大切にしているのは、自立心、責任感、集中力、自己肯定感、自己コントロール力、向上心、挑戦し続ける心、論理性、やさしさ、思いやりなど、「心」を育てること。
モンテッソーリ教育を受けるとどんな子に育つの?
モンテッソーリ教育を受けた子どもは「自立していて親の手が掛からない」「自己コントロールできる」「素直な子になる」ことが多い。子どもの将来では特に、次が役に立つだろう:「強い意志と責任感を持つ」「自己犠牲ではない、本当の思いやりとやさしさ」も持ち、「常に学び、成長し続ける「自己教育力」」をも持っている。
今の世の中の、大人たちに欠けているものばかりだと感じる人は多いと思う。
子どもが急成長する時期「敏感期」の目安
0~6歳の子どもには、「敏感期」が訪れる。敏感期とは、特定のことに対して感受性が高くなる時期のこと。なんの障害もなく子ども自ら楽しんで吸収してくれる。この意味で、敏感期に合わせた環境整備が重要といえる。逆に、敏感期でないときにその特定のことを習得するのは、子どもにとって大きな苦労を要する上、習得のスピードは遅い。
例えるなら、英語学習。若いときにやっておけば良かった、という話をよく聞く。これは本当で、歳を重ねるほど、英語を習得するための労力がかかるもの。逆に、敏感期を利用すれば、英会話教室に通うお金と時間を節約できるということ。
・運動の敏感期:胎児期~6歳
歩く、走る、跳ぶなど大きな運動だけではなく、指先の細かな運動も含まれる。落ち着きが無いのではなく、自分の体をコントロールする練習をしている。
・感覚の敏感期:胎児期~6歳
五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を磨く。誕生~3歳では、五感で感じたことをたくさん吸収し、3~6歳では吸収した感覚をさらに洗練させる。例えば、外でなんでもベタベタ触るのは感覚の敏感期の現れかも。
・言語の敏感期:胎児期~6歳
聞く、話す、書く、読むなど、言語を習得していく。妊娠7ヶ月からは聞く敏感期、2~3歳で話す敏感期、3~6歳では書く敏感期、読む敏感期が来る。
ずっと一人で喋っていて集中できていないと思ったら、話す敏感期かも。
・社会性の敏感期:誕生~6歳
人との関わりを習得していく。誕生~3歳は人との接し方を見て吸収し、3~6歳は人との関わりはどうするのが正解なのか関心があり、大人のように振る舞うのが楽しい時期。
・秩序の敏感期:誕生~3歳
いつものやり方、同じ順番などにこだわり、そうでないと反発する。単なるワガママと思われるが、秩序を大切にすることは論理性など整理された思考を育てることに繋がる。
・数の敏感期:4~6歳
数を数えたり足したり引いたり、加減乗除の概念が理解できるようになる。
※注意事項
敏感期が来る時期は人によって異なる。どの敏感期も必ず訪れるので、周りの子と比べないこと。
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